今週のお薦め Vol.8 『神々の山嶺(いただき)』
どういう作品かというと、
山に命をかける男の生き様
を描いた漫画です。シンプルで、リアルで、とても美しい作品。
どんなジャンルにしろ『自分にはこれしかない』と腹をくくった人間の生き様には誰しも憧れを持つものではないでしょうか。そして、この漫画は、天才登山家である羽生丈二が主人公ではなく、クライマー兼カメラマンである深町が羽生の人生を追う形でストーリーが展開していくのが、よりいっそう天才が持つ華々しい面だけでなく、そこにある孤独や現実との葛藤が生々しくリアルな臨場感を与えてきます。『山に登る』っていうのは当に一歩一歩が生と死の隣り合わせの世界で、それは決して大げさな表現でなく神々への挑戦であり戦い何だなあと。自分のぬるま湯のような人生に、氷水をぶっかけて身を引き締めてくれる、そんな漫画です!
それにしても、エベレストって寒いんだろうなあ(>。<)
(↓読んでると何だか寒くなってくるので、温かい飲み物と一緒に読むことをおすすめします)
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