今週のお薦め Vol.6 『ジャイアントキリング』
第6回Podcastより、
今週は、監督が主役のサッカー漫画『ジャイアントキリング』
そう、サッカー漫画に関わらず監督が主役のスポーツ漫画ってなかなか珍しいです。
久しぶりに全巻読み返したこともあって番組内で紹介しました。
この漫画の凄さは主人公がプレイヤーでなくて監督という設定だけではなく、サッカーに関わる全ての人達にスポットライトを当てているということ。
舞台は日本のプロサッカーJリーグ。
そこには、まずチームがあり、そこに所属する選手たちがいて、そして選手たちを応援する街やサポーター達がいて、選手たちに憧れる子供たちがいて、チームの経済的支援をするスポンサーがいて、更にその枠を広げると日本代表選抜があって、敵として戦っていたチームの選手たちと世界で戦ったり、そのどこに視点を置いても大きなドラマがあって、全てを含めてサッカーなんだ!ってことを教えてくれる漫画なんです。もうとにかく作者の視野の広さに脱帽です。
あと個人的にこの漫画で好きなところは、この漫画がプロリーグを題材にしているということ。大抵のスポーツ漫画の設定は高校で、3年間というリミットの中で負けたら連載終わっちゃうんじゃないかってくらいの緊迫感で進んでいくのですが、プロリーグの世界ってそうじゃないですよね。時には負けることが絶対にあって、他にも年齢による身体の変化やチームの移動なんてのもある。勝ち負けの世界であってもそういった0か100で考えていてはやりきれないメンタルの部分の描かれ方もこの漫画の醍醐味かなと思います!
おっとと、書いてたらサッカーしてないのに何だか体が熱くなってきてしまいました。
とにかくお薦め!
(この作品もできたら一気に読んでもらいたいなあ)
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